暖房器具を新調しようと思うんだけど何がオススメ?
エアコンは乾燥するからあまり使いたくない…
オイルヒーターが気になってるんだけど…
と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ウチはデロンギのオイルヒーターを2年間使用しています。
オイルヒーターには一長一短があるため、万人におすすめできる暖房器具とは言えませんが、ウチでは大活躍!
特に私が気に入っています!
オイルヒーターは特に子育て世代の方におすすめの暖房器具。
オイルヒーターが気になっている方や、暖房器具の新調を考えている方はぜひご覧ください。
オイルヒーターってなに?
エアコンやこたつ、電気カーペットなどと比較すると、オイルヒーターを使用している人は少ないと思います。
オイルヒーターってたまに聞くけど、イマイチよく分からないんだよね…
という方のために、簡単にオイルヒーターについて説明していきます。
暖房器具には色々な種類があり、それぞれに一長一短があります。
オイルヒーターは、電気の力で本体内のオイルを温めて熱を発生させます。
温められたオイルは本体のパイプの中を循環しながら、周りの空気を温めていき、部屋全体を優しく温めていきます。
アコーディオンのような形状になっているのは、なるべく周りの空気に触れるられるよう、表面積を大きくするためです。
独特な形をしているのは、温めるための効率を求めた結果です。
オイルヒーターのメリット
オイルヒーターには、たくさんのメリットがあります。
オイルヒーターのメリット
- 火を使わないので、服や布団が触れても発火しない
- 本体温度もそこまで高くないので、触れてもヤケドしない
- 空気を乾燥させないので肌やのどにやさしい
- オイルの補充なども不要でほぼ手入れが不要
- 音もほとんどなくメチャクチャ静か
火を使わないので、服や布団が触れても発火しない
オイルヒーターは火を使いません。
石油ファンヒーターやストーブとは異なり、火を熱源としていないので火災を起こす可能性が極めて低いです。
灯油を買いに行ったりする必要もなく、灯油で部屋や手が汚れることもありません。
動力は電気だけなので、買ったその日から使用することができます。
本体温度もそこまで高くないので、触れてもヤケドしない
オイルヒーターは電気の力で、本体内のオイルを温めて、部屋全体を優しく温めてくれます。
本体の温度もそれほど高くない(デロンギの平均表面温度は60~70℃に抑えてあります)ので、手で触れてもやけどの心配がありません。
60℃の温度だと、1分程度触れ続けることで「低温やけど」が起こる可能性があると言われています(参考:奈良県医師会)。
さすがに1分間触れ続ける前に、「…熱い!」となるはずなので、やけどの危険性はかなり低いと言えます。
「火を使わない」「ヤケドしない」というのは、子どもがいる方にとってはかなり安心なハズ!
空気を乾燥させないので肌やのどにやさしい
暖房器具を使う季節は、ただでさえ空気が乾燥しています。
一般的な暖房と言えばエアコンや石油ストーブがメインかと思いますが、エアコンや石油ストーブは空気を乾燥させます。
そのため肌や喉が乾燥し、肌割れや風邪の原因となる場合があります。
オイルヒーターは空気を乾燥させないため、乾燥肌の方や喉が弱い方にもおすすめです。
私も扁桃腺が腫れやすいので、オイルヒーターにして良かったです。
特に子どもは器官が細く、乾燥する季節は咳が出やすかったりするので、乾燥対策が必要になります。
のど風邪をひきやすい方や喘息ぎみの方には、エアコンや灯油ヒーターよりもオイルヒーターの方が喉に優しいためオススメです。
オイルの補充なども不要でほぼ手入れが不要
「オイルヒーター」と聞くとオイルを補充する必要がありそうですが、オイルを補充する必要は一切ありません。
オイルを消費して温めるわけではなく、電気を使ってオイルを温めるだけ。
動力は100%電気のみなので、オイルを補充する必要がなく手や部屋を汚すことがありません。
オイルの交換も必要ないので、管理も楽チンです。
音や振動もほとんどなくメチャクチャ静か
オイルヒーターは音や振動がほとんどありません。
「ほとんど」と表現していますが、個人的な意見では「マジで音も振動もない」です。
そのため、就寝の際に起動していても全く影響がありません。
「音もない・乾燥しない・火事にならない」ので、つけたまま寝ても大丈夫です。
寝室用の暖房としてはエアコンよりも優れています!
エアコンをつけっぱなしにして寝ると、どうしても喉が乾燥してしまいますが、オイルヒーターならその心配はありません。
換気の必要性が少ない
石油ストーブなどの火を熱源とする暖房器具は、一酸化炭素や二酸化炭素を排出するため、部屋の換気が必要です。
換気は、きれいな空気に入れ替えるために必要ですが、結果として冷たい空気を取り入れていることになり、非効率な面もあります。
オイルヒーターは空気を汚さないので、オイルヒーターの使用による換気の必要性は限りなく少ないです。
石油ストーブは、しっかりと換気をしないと一酸化炭素を発生させてしまいます。
一酸化炭素は非常に毒性の強い気体で、頭痛や吐き気から始まり、最終的には死亡してしまう可能性もあります。
オイルヒーターは空気を乾燥させることも、空気を汚すこともないので、換気の必要性が低い暖房器具と言えます。
寝室でつけっぱなしで寝てしまっても安心です!
念のため、衣類やカーテンの近くには設置しないようにしましょう。
簡単に移動させられる
暖房器具によっては、設置するとなかなか移動が困難なものもあります。
エアコン…実質移動できない
こたつ…なかなか大変。置ける場所も限られる。
電気カーペット…なかなか大変。置ける場所も限られる。
オイルヒーターはキャスターが付いているものも多く、移動もそれほどストレスではありません。
昼間はリビングで、夜は寝室で使う!なんてこともできます。
オイルヒーターのデメリット
他の暖房器具にも言えることですが、オイルヒーターも一長一短があります。
オイルヒーターのデメリットも理解したうえで購入しないと、後悔してしまう可能性もあります。
オイルヒーターのデメリット
- すぐには部屋が温まらない
- 広い部屋を暖めるにはパワー不足な面も
- 電気代はエアコンより高い
すぐには部屋が温まらない
オイルヒーターは、電気の力で本体内のオイルを温め、そこから部屋全体を優しく温めていきます。
そのため、部屋全体を温めるまでには時間がかかります。
部屋の広さとオイルヒーターの性能によって温まるまでの時間は異なりますが、目安として1時間程度の時間が必要になります。
冬の寒い朝に「すぐに部屋を暖かくしたい!」と思っても、オイルヒーターでは時間がかかりすぎます。
「オン・オフ」のタイマー機能がある機種もあるので、上手く使えばデメリットを軽減することができます。
オイルヒーターは、本体の温度が高温にならないので、ヤケドしにくいというメリットはありますが、即効性に欠けるというデメリットにもなります。
メリットとデメリットは表裏一体なので、仕方がないです。どちらを重視するかというところ。
「エアコンかオイルヒーターかどちらかしか使えない」という状況は少ないと思うので、エアコンとオイルヒーターを併用することで、お互いのデメリットを補完していくことが、快適な住環境をつくるうえで重要なポイントです。
広い部屋を暖めるにはパワー不足な面も
上記とやや被る部分もありますが、オイルヒーターは広い部屋を暖めるのは苦手です。
オイルヒーターの機種ごとに適切な部屋の広さが設定されているので確認しておきましょう。
小さなオイルヒーターを広い部屋に設置しても「待っても待っても温かくならない!」ということになるかも…。
リビングダイニングがつながった部屋や、吹き抜けなどで天井が高い部屋などで使う場合は、要注意です。
暖房能力が高いオイルヒーターでも、最大畳数は13畳前後となっています。
寝室や子ども部屋など、コンパクトな部屋に設置した方が効果的です。
電気代はエアコンより高い
オイルヒーターはエアコンと比較すると電気代が高くなる場合が多いです。
オイルヒーター消費電力はおおよそ1200W。1時間オイルヒーターを使用すると約30円の電気代がかかります。
寝る前~明け方まで使うことを考えると、約6時間の使用になりますが、その場合1日あたり180円の電気代が発生します。
エアコンと異なる点は、運転を止めてもオイル自体が温まっているため、多少の保温効果があります。
外出する1時間前にオイルヒーターの運転を止めておけば、保温しながら電気代を抑えられます。
オイルヒーターと言えばデロンギ!
デロンギは1974年にイタリアで誕生し、約50年のあいだ、70カ国以上の国で愛用されています。
日本では電気ヒーターカテゴリーで2013年~2020年の8年間、国内シェアNO.1となっており、電気ヒーターというジャンルでは圧倒的な人気を誇ります。
ウチもデロンギのオイルヒーターを使っています。
人気の理由としては、3年保証と不要になった際のメーカー処分を行っているから。
もともとオイルヒーターはエアコンと比較すると構造がかなりシンプル。
そのため故障する可能性はグッと低いです。
さらにメーカーで3年保証がついているので安心して購入できます。
家電の処分方法は各自治体でやり方が異なりますが、デロンギではメーカー処分を行っているので、処分費用は送料のみで済むので安心です。
もちろん、自治体の粗大ごみとして処分した方が安くなる場合もありますのでご確認ください。
デロンギのヒーター比較
デロンギには、オイルヒーターの他に「マルチダイナミックヒーター」があります。
マルチダイナミックヒーターの特徴
- オイルではなくヒーターモジュールを使い空気を温める。
- 火を使わない、ヤケドしないなどはオイルヒータと同じ。
- オイルが入っていないので軽量。
- オイルヒーターよりも温める速度が2倍速い。
といった特徴があります。
じゃあ「マルチダイナミックヒーター」の方がいいじゃん!
と思う方が多いと思います。
しかしながら、マルチダイナミックヒーターとオイルヒーターで同様の性能(温める速度以外)のものを比較すると、販売価格に70,000円と42,000円という価格差があります。
マルチダイナミックヒーター(MDHU15-BK) |
約70,000円 |
オイルヒーター(RHJ65L0915) |
約42,000円 |
「部屋を暖めるスピードが2倍速い」という点に、30,000円という金額差を出せるかというところですね。
ウチは「速暖性に30,000円の価格差は感じない!」という理由でオイルヒーターを選びました。
デロンギのオイルヒーターおすすめは?
デロンギのオイルヒーターにもいくつか機種があります。
おすすめ機種を紹介するにあたり、下記の3つの性能を満たした機種のみに厳選しています。
重視したポイント
- エコモード搭載(約20%の節電効果)
- オンオフタイマー搭載
- チャイルドロック機能あり
おすすめのオイルヒーター:ベルカルド(最上位機種)
デロンギのオイルヒーターで一番おすすめなのは、最上位機種のベルカルドです。
他の機種との違いは「リモコンがついていることと、24時間タイマーの節電効果が大きい点」。
オンオフのタイマーも付いているので、温まるまで時間がかかるオイルヒーターのデメリットを抑えることができます。
オフタイマーを上手く使うことで電気代の節約にもなります。
エコ運転モードと24時間タイマーを合わせて使うことで、旧モデルのオイルヒーターと比べて、電気代を約58%節約できます。
24時間タイマーは、あらかじめ1日の中でオン・オフの時間をプログラムできる機能!
「出勤するときに消し忘れた!」なんてときも、勝手に電源オフしてくれる賢い機能です。
表面温度が約60℃までしか上昇しないので、子どもが触ってもヤケドしづらいのもポイント。
参考価格は48,000円。Amazonの価格は日々変動するので、気になる方はご確認ください。
おすすめのオイルヒーター:アミカルド
ウチが選んだのは、デロンギのアミカルド。
エコ運転モードとタイマーのオンオフ機能はありますが、最上位機種のベルカルドと比較するとかなりシンプル。
24時間タイマーやリモコンはありません。
表面温度はベルカルドより10℃高い70℃。
ベルカルドよりも、部屋を暖める性能が高いのでこちらを選びました(もちろん価格面も考慮)。
amazonでは34,000円前後で販売されています。
デロンギのオイルヒータークチコミ
友達に勧められて念願のデロンギのオイルヒーター買いました😆
朝起きたときの喉の調子がいいです
😆
もうエアコン+加湿器には戻れないです。
初めてだったのでアミカルドを買いましたが満足しています😉
じんわりくる暖かさが心地よいですよー。
もっと早く買えばよかったぁ。#デロンギ pic.twitter.com/1hlGoKl0oA— うえいど (@38Cosmic) November 27, 2021
そろそろ朝晩が寒くなってきましたのでデロンギのオイルヒーターにスイッチを入れました。
輻射熱で日向ぼっこのように暖かいです。
ファンヒーターのように音がしないのでとても静か。
オーディオルームのSN比の向上におすすめです👋https://t.co/NmDb4fCAfG pic.twitter.com/fq1L0nOFa2
— 🗣audiojazz/🔊✨🎺✨🎷✨🎹✨ (@audiojazz1969) November 23, 2021
デロンギのオイルヒーター。電気代が1時間20円×7時間=140円と高いけど、140円を払えば安眠できるなら安いものです。体は布団で暖かいけど頭が寒くて深夜に目が覚めてしまい、いつも寝不足な人にオススメです。寝不足はイライラするし行動力も低下します。 pic.twitter.com/6yWR1nvdAX
— 伊藤徹也 (@2eRcTb3veuE2liu) November 26, 2021
デロンギのオイルヒーターのクチコミには
部屋が乾燥しなくて快適!
輻射熱でじんわり部屋が温まる!
という良い意見と、
電気代が高い…
という意見がありました。
タイマーのオンオフや他の暖房器具との併用で、ウチではそんなに電気代がかかるイメージはありません。
確かにオイルヒーターを使う前の冬場の電気代と比較して、1,500円前後は高くなりました。
ですが、エアコンの使用時間が減り、朝起きたときの喉の乾燥が劇的に減ったので、電気代以上の価値があると感じています。
私のように、エアコンや石油ファンヒーターの風が苦手な人にはオススメの暖房器具です!
コメント